爪が白く濁って分厚くなる

水虫が最も進行したもの
水虫は白癬菌の感染によって起こります。爪水虫は皮膚の白癬菌感染を放置して、ある程度時間が立ち爪の間まで侵食された状態になったものを言います。爪水虫になった爪は白濁し、もろくなってぼろぼろと崩れるようになります。さらにそのまま放置していると爪はしだいに肥厚して黄色や黒っぽい色になり、普通の爪切りでは切れなくなります。さらにこの爪は白癬菌の温床なので、爪水虫の状態で素足になって歩き回るとあちこちに白癬菌をばらまくことになります。爪水虫の段階にまで水虫が進行する前に水虫を治療しておくことが大事です。皮膚の水虫だけの段階であれば、市販の水虫薬で治療することができます。水虫にかかったと思ったら足をよく洗って清潔にし、靴や靴下を履いている時間を少なくして皮膚を乾燥させます。
市販の水虫薬は無力
爪水虫になってしまっていたら、皮膚科を受診します。爪水虫を市販薬で治療することはできません。市販の塗り薬は爪には浸透せず、爪の中の白癬菌を殺すことができないからです。爪水虫は飲み薬として抗真菌薬を身体の中から爪に浸透させて治療します。これは医師の処方箋が必要なため、医療機関を受診しなければ治療できません。抗真菌薬は爪が生え変わりしばらくたつまで内服する必要があります。そのため治療には数ヶ月を要します。抗真菌薬には下痢、吐き気などの消化器症状や肝機能低下などの副作用があり、これらを血液検査でチェックしながら治療しなければいけません。そのため、肝臓病、腎臓病、重い貧血などで治療している人には抗真菌薬を使えないケースがあります。他に疾病があって治療薬を飲んでいる人はそのことを必ず医師に伝えてから治療を受けることが大事です。
爪が白癬菌に感染

爪水虫の原因は、爪が白癬菌に感染してしまうことです。感染してしまうと爪が白くなり、浮き上がった状態になったり、剥がれ落ちたりしてしまいます。治療するには皮膚科に通い薬を処方してもらう必要があります。なかなか効果が現れにくいですが、継続して行うことが大切です。